面白い接写の世界

雑木林や公園などで、植物や自然の営みをマクロレンズで撮影してます

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

アジサイとガクアジサイ

梅雨の時期に咲く木々の花はムラサキシキブやマタタビなどがありますが、雨に濡れてしっとりと咲くアジサイとガクアジサイはより美しく見えます。 花は装飾花の下に隠れている。この両性花には花弁が6個、雄しべが12個、花柱が3個ついている。 七変化と…

草木につく水滴

梅雨の時期、部屋の中はジメジメして嫌な時期ですが、雨がやんだ合間や霧雨程度なら、雨具と長靴を履いて外に出て見ると、新しい発見があります。草花のいつもと違った様子や、葉や花弁などに、様々に変化する水滴は、見ていてもワクワクします。 ウツボグサ…

ギシギシ

ギシギシは道端や草地などに生えるタデ科の多年草です。普段、雑草として見過ごしてしまいますが、良く見ると小さく可愛い花と果実をつけます。 若い果実。果実は痩果で熟すと褐色になる。 花被片が緑色で、淡桃色の果実が付いている。 草丈は60〜100cm…

ヤマグワ

初夏の頃、雑木林の縁や公園などにヤマグワの果実が実っています。よく見ると地面には熟した果実が落ちた跡で黒くなっています。黒く熟した果実は、甘くて食べられます。雌雄異株で花期は4〜5月です。 果実は集合果で花柱が残る。 初夏の日差しをあびて若…

シラキ

シラキ(白木)はトウダイグサ科の落葉小高木で、初夏の頃、雌花と雄花を咲かせます。雌雄同株で総状花序に多数の雄花をつけ、基部に雌花をつけます。仲間のナンキンハゼと同じような花序をだし花は良く似ています。果実はさく果で、秋に熟すと裂開し扁球形…

セイヨウタンポポの果実

セイヨウタンポポは5〜6月にフワフワの綿毛をつけ、風が吹くと冠毛をつけた種子が飛ばされます。穏やかに晴れた日には、残った果実が花托から離れて飛ばされていく様子を見るのも面白いです。 冠毛のついた果実は、風が吹くと一気に飛ばされる。飛行はパラ…

スイカズラ

スイカズラは山野に生える半常緑のつる性木本です。初夏の頃に咲く白い花は、芳香があり清楚で爽やかです。果実は球形の核果で、秋に熟すと黒くなり、2個並んでつける。 花冠は筒状で上唇と下唇に分かれ、葉腋に2個の花をつける。雄しべが5個、雌しべが1…

キハダ

キハダ(黄膚)はミカン科の落葉高木で、5〜6月に円錐花序をつけ花を咲かせます。雌雄異株で雄花と雌花は小さく目立ちません。果実は核果で、秋に黒く熟しヤマブドウのような実をつけます。 雌花序。雌花は花弁が5個、淡茶色の柱頭が大きい。 雄花序。雄…