面白い接写の世界

雑木林や公園などで、植物や自然の営みをマクロレンズで撮影してます

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

種子の旅立ち2

くっつき虫のセンダングサの果実には鋭い逆さトゲがあり、動物などに付着して種子を運びます。ユリノキの果実には翼があり、ノハラアザミの果実には冠毛があり、風散布で種子を散布します。ネコノメソウやヤマネコノメソウは水滴散布、ヒシは水散布、コスミ…

果実の造形

木々の果実には球形や楕円形、翼状、さや状、くちばし状など様々な形があります。カエデ科の翼果は鳥の翼のようであり、ツノハシバミの果実はくちばし状で変わった形をしています。ヒノキやメタセコイアの球果は精巧な木工細工のようであり驚きます。 オオモ…

センダン

センダン(栴檀)の果実が葉を落とした冬の時期でもまだつけています。果実は秋に淡黄色に熟し翌年の春の頃までつけたりします。果実は核果で、核には稜(りょう)があり楕円形の歯車のような面白い形をしています。 果実は秋に熟すと淡黄色になる。果実の大…

冬芽と葉痕2

冬の時期、風が弱く穏やかな日は、近くの公園や雑木林で冬芽と葉痕の観察が楽しみです。冬芽と葉痕は、接写するのに題材として最適で、ルーペを持って観察すると予想だにしない面白い発見があります。小さな世界ですが、植物たちの営みが感じられ心を豊かに…