2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧
イイギリ(飯桐)はヤナギ科の落葉高木で、秋から冬の時期まで赤い果実をつけます。この時期、すっかり葉は落としましたが、ブドウの房のようにつけた赤い果実は美しく、ヒヨドリなどの野鳥もやってきて賑わいを見せます。果実は10月頃から赤く熟し、黄葉…
秋から冬にかけて、草地や藪、林縁などを歩くと、足元や衣類に草の果実がつくことがあります。ひっつき虫と呼ばれるもので、果実にトゲや鉤、粘液などがあり、動物などにくっついて種子を運びます。ひっつき虫の種類には、逆さトゲを持つセンダングサやフッ…
初冬の雑木林は、秋の名残と冬支度が混在していて、新しい発見があります。彩り豊かな広葉樹の紅葉も終わり、すっかり葉を落としています。その中でヤブムラサキは、枯葉が残った枝に紫色の果実をつけ、モミジイチゴは、虫食いの美しい紅葉を見せてくれます…
晩秋から初冬にかけてオヤマボクチ(雄山火口)は、枯れた筒状花をつけ、先端には暗紫色の雌しべが垂れ下がる。飛び出た雌しべの基部には冠毛をつけた果実が多数付いていて、風などで枯れた雌しべや冠毛をつけた果実が飛ばされます。オヤマボクチは、翌年の…