オオバヤシャブシ
3月下旬から4月中旬にかけて雑木林や公園などでは、木々の芽吹きが始まっています。カバノキ科のオオバヤシャブシは、早春に芽吹きと同時に花を咲かせます。雌雄同株で雄花序は垂れ下がり、雌花序は上部に上向きにつきます。
雌花序。鱗片の間に赤い雌花が見える。
雄花序。淡緑色の葯が見える(上)。葯が開いて花粉が出ている(下)。
雄花序、雌花序の他に新芽や前年につけた果穂が見える。
落葉小高木で、高さは5〜10m。逆光でも雄花序がよく目立つ。
冬芽は、光沢のある茶色の芽鱗に包まれ、葉痕は三角形でかわいい。 1月10日
芽吹き。葉の先は尖り、側脈がはっきり見え、縁には鋭い鋸歯がある。
若葉と若い果穂。 5月18日
仙台市 茂ヶ崎