面白い接写の世界

雑木林や公園などで、植物や自然の営みをマクロレンズで撮影してます

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

オケラ

オケラ(朮)はキク科の多年草で、9〜10月に花を咲かせ、初冬の頃果実をつけます。果実は毛が密生し羽状の冠毛があり、風散布で種子を運びます。仲間のノハラアザミと比べると冠毛はごわごわしています。冬の時期でも魚骨状の苞葉と葉が枯れて残ります。 …

果実と種子

木々の果実や種子には様々な形があります。秋から初冬に熟した果実の中で面白い形の種子を集めてみました。 オオバヤシャブシはカバノキ科の落葉小高木。果穂は2〜2.5cmの楕円形で、果鱗の間に多数の堅果が入る。堅果は長さが約4mmの楕円形で翼があり、…

マサキ

マサキ(正木)はニシキギ科の常緑低木で、12〜1月に果実が紅色に熟し裂開します。果実はさく果で、裂開すると橙赤色の仮種皮が出てきます。仮種皮は果皮にくっついてすぐには落ちず、色彩が少ない冬の時期に彩を添えてくれます。 果実は4裂して橙赤色の…