面白い接写の世界

雑木林や公園などで、植物や自然の営みをマクロレンズで撮影してます

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

イタドリ

イタドリ(虎杖)はタデ科の多年草で8〜10月に小さな花を多数咲かせます。山野で普通に見られ、別名、スカンポとも呼ばれ若い茎は食用になります。果実はそう果で、開花後、翼状に生長した花被片に包まれます。 雌雄異株で雌花の花柱は3個、雌花序は垂れ…

萩の仲間

萩の仲間には多くの種類があります。自生するヤマハギの仲間は、ツクシハギ、キハギ、マルバハギです。園芸品種には、ミヤギノハギやニシキハギ 、シラハギなど多数の品種があります。萩は昔から日本人に愛された花の一つで、蝶形花の色や形、3小葉の形にち…

ミヤギノハギ

ミヤギノハギ(宮城野萩)はマメ科の落葉低木で、8月から10月にかけて枝が垂れ下がり、総状花序に紅紫色の蝶形花を多数つけます。近くで見るとマメ科特有の蝶形花が可憐で、遠くから見ても枝が垂れ下がり、紅紫色の花と小さな3小葉には趣があります。 花…

秋の七草

秋の七草は、秋に咲く代表的な草花のことで「ハギ、ススキ(オバナ)、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ」の七種です。万葉集に収められた山上憶良の2首の歌がはじまりと言われています。七種の花は人里で普通に見れる花で、親しみがあり…

サンゴジュ

サンゴジュ(珊瑚樹)はレンプクソウ科の常緑樹で9〜10月に果実が赤く熟します。熟した果実は、常緑の葉とのコントラストが鮮やかで良く目立ちます。花期は6〜7月で円錐花序に小さな花を多数つけます。樹木は水分を多く含み防火用として公園や庭木によ…

ヌスビトハギ

ヌスビトハギ (盗人萩)はマメ科の多年草で、8〜9月にピンク色の小さな花を咲かせます。花は小さく目立ちませんが、果実は秋から冬に熟すと、果皮に細かい鉤が密生するひっつき虫になります。このひっつき虫は、衣服や動物にくっつき、マジックテープのよ…

ヌルデ

ヌルデはウルシ科の落葉小高木で8〜9月に花を咲かせます。雌雄異株で雄花と雌花は小さく目立ちません。葉は奇数羽状複葉で葉軸に翼があるのが特徴です。果実は核果で秋に熟し冬の時期までつけています。花よりも秋の紅葉が美しく良く目立ちます。 雌花の花…