面白い接写の世界

雑木林や公園などで、植物や自然の営みをマクロレンズで撮影してます

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

イロハモミジ

カエデ科の仲間は、4〜5月にかけて芽吹きと開花がほぼ同時に見られます。イロハモミジの芽吹きは新芽が赤味を帯びて美しく、葉の下に複散房花序を垂れ下げます。雌雄同株で花序には両性花と雄花が混生します。 両性花には先端が2裂した花柱がとび出ている…

トサミズキの芽吹き

トサミズキは花の時期は終わりましたが、4月下旬から若い果実がついて、同時に芽吹きが始まっています。芽吹きの頃、葉柄の基部に2個の托葉があり、托葉の色の変化や新芽の色や質感の変化を楽しめます。 芽吹き始めの托葉は紅色で、新芽は濃紫色でヒダがあ…

オオバクロモジ

オオバクロモジはクスノキ科の落葉低木です。クロモジの変種で、4月頃から芽吹きと同時に散形花序をつけます。淡黄色の小さな花は垂れ下がり、新芽とともに瑞々しい。葉はクロモジより大きく、樹皮や枝には芳香があり、爪楊枝などの材料とされます。 雌雄異…

木々の芽吹き4

4月中旬から5月にかけて、公園や街路樹、雑木林などの木々が一斉に芽吹きはじめます。トチノキやホオノキ、オニグルミなど大きい冬芽の芽吹きは、躍動感があり、イロハモミジ やヤマボウシなど小さな冬芽の芽吹きは、瑞々しく、それぞれ生命力に溢れていま…

ヤブレガサ

ヤブレガサはキク科の多年草で、やや乾いた林床に生えます。7〜8月に咲く花は目立ちませんが、円形に広げた葉には風情があります。根出しの頃の葉が、破れた傘のように見えることが、名前の由来のようです。 根出しの頃は、白い綿毛ににおおわれる。 根出…

イタヤカエデ

イタヤカエデ(板屋楓)はムクロジ科の落葉高木です。花期は4〜5月で、花序を上向きにつけ、5弁の黄緑色の花を咲かせます。カエデの仲間では、早い時期に咲き、小さな黄緑色の花は、遠くからみると芽吹きのように見えます。 萼片と花弁が5個、雄しべが8…

早春の野草2

道端や草地、人里の雑木林などに咲く野草には、小さくて目立たない雑草が多くありますが、よく見ると、花の形や模様などに違いがあり、それぞれ個性があります。 ハコベは道端や草地に普通に生えるナデシコ科の一年草。花弁は深く2裂する。 ホトケノザはシ…

ウグイスカグラ

ウグイスカグラ(鶯神楽)はスイカズラ科の落葉低木で、日当たりの良い雑木林の縁などに生えます。花期は4〜5月で、漏斗状のピンク色の花冠は瑞々しく、新芽とのコントラストが美しく、よく目立ちます。 ピンク色の花冠は漏斗状で、先端が5裂し星形に開く…

シデコブシ

シデコブシ(四手辛夷)はモクレン科の落葉小高木で、自生地は限られた一部ですが、各地の公園や庭などに良く植えられてます。花期は3〜4月で多数の細長い花被片をつけ、コブシに似た花を咲かせます。 花被片は細長く、注連縄などにつけて垂らす四手に似る…