面白い接写の世界

雑木林や公園などで、植物や自然の営みをマクロレンズで撮影してます

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ガンクビソウ

ガンクビソウ(雁首草)はキク科の多年草で、8〜9月に小さな黄色の花を咲かせます。花は頭花で枝先に1個つき、基部に2〜4個の葉状苞があります。秋から冬にかけてつく果実はそう果で、先端から粘液を出し動物などに付着するひっつき虫です。 花は頭花で…

ヒヨドリバナ

ヒヨドリバナ(鵯花)は8〜9月に雑木林の林縁などに生えるキク科の多年草です。花は頭花で散房状に密になって集まってつき、花冠から伸びた白色の花柱が良く目立ちます。果実はさく果で、8月下旬には果実が熟すと冠毛が開いて種子を散布します。 花は頭花…

ムクゲ

ムクゲ(木槿)は、中国原産の落葉低木で8〜9月にかけて花を咲かせます。多数の園芸品種があり、花色も白色、桃色、紫色などがあり、庭木や公園樹として良く植えられています。 花弁は5個、雄しべは多数あり花托のまわりにつく。突き出た雌しべの柱頭は先…

タラノキ

8月になってタラノキの淡緑白色の花が咲きました。タラノキはウコギ科の落葉低木で、8〜9月に幹の先端に散形花序を出し小さな花を多数つけます。雌雄同株で両性花は雄しべが先に熟し、そのあとに雌しべが熟します。生長が早く4月中旬に伸び始めた新芽は…

オニドコロ

つる植物のオニドコロ(鬼野老)は雌雄異株で7月〜8月に花を咲かせます。雄花も雌花も淡緑色で花被片が6個で平開します。雄花序は直立し多数の小さな花をつけ、雌花序は垂れ下がり、花の下に子房がつきます。果実はさく果で、秋に熟すと裂開して種子をだ…

ムシトリナデシコの果実

ムシトリナデシコ(虫取撫子)の果実は7月頃から熟し、先端が6裂し種子を出します。細長い果実は真上から見ると星形で、1mmにも満たない種子が多数入っています。円盤状の形の種子には放射状の隆起した緻密な模様があり驚きです。 果実は熟すと先端が6裂…

ウバユリの花

7月下旬から仙台市青葉山公園内のウバユリ(姥百合)が満開になりました。ウバユリは、ヤマユリやタカサゴユリのように華やかさはありませんが、淡緑色の花は爽やかで、真夏の林床に群生して咲く花は涼しげです。3月の芽生えから花の時期まで観察して見ま…

ヤマユリの花

草いきれの夏の雑木林は、華やかなヤマユリ(山百合)の大輪の花が良く目立ちます。ヤマユリは7〜8月に日当たりの良い林の縁や草地などに芳香のある花を咲かせます。開花前の緑色の蕾や開花後の花粉を出した後の花にも趣があります。 開いたばかりの花。葯…