面白い接写の世界

雑木林や公園などで、植物や自然の営みをマクロレンズで撮影してます

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

オクモミジハグマ

オクモミジハグマは雑木林の林縁に生えるキク科の多年草です。花期は9〜10月で、穂状に花序をつけ一つの蕾に3個の小花がつき、小花の花冠は5裂し細長い線状になり少し反り返ります。葉は輪生状に4〜7個つき円心形で掌状に浅く裂開します。 頭花は3個…

フジバカマ

秋の七草の一つ、フジバカマ(藤袴)は、土手や草地に生えるキク科の多年草です。花期は8〜10月で、仲間のヒヨドリバナと花の形がよく似ているが、花の色や葉の形に違いがあります。 花は藤色の頭花で、5個の筒状花が総苞に包まれ、散房状に多数つける。…

サワギキョウ

サワギキョウ(沢桔梗)は、湿地に生えるキキョウ科の多年草です。キキョウの仲間ですが、花は小さく形も大きく違っています。花期は8〜9月で、花冠は大きく裂開し鳥の翼のように見えます。 花冠は濃紫色で上唇が2裂、下唇が3裂する。若い果実から花柱が…

葉身と葉脈

草木の葉には様々な形の葉身と葉脈あります。イチジクやヤツデなどの葉身は、大形の掌状で葉脈がはっきり見え美しい網状脈を作ります。キササゲやアカメガシワも大形の葉身で主脈、側脈、細脈の形がよくわかります。 イチジクの葉は掌状で大きく裂開する。主…

葉脈のパターン

草木の葉を逆光で透かしてみると葉脈が見えます。葉脈には様々な模様があり、大きく分けて網状脈と平行脈があります。網目模様の網状脈は一見、毛細血管や住宅地図のようにも見え、イネ科のササの平行脈は走査線のようにも見えます。 ノブドウの網状脈。主脈…

ボタンヅル

ボタンヅルはキンポウゲ科の落葉つる性半低木です。花期は7〜8月で、白色の花弁のような萼をつけ多数の雄しべがありよく目立ちますます。8月下旬には透明感のある若い果実をつけます。花の色や形がよく似ているセンニンソウは8〜9月に花を咲かせ、葉が…