面白い接写の世界

雑木林や公園などで、植物や自然の営みをマクロレンズで撮影してます

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ハクウンボク

ハクウンボク(白雲木)は5月〜6月にかけて、総状花序に20〜30個の小さな花を下向きに咲かせます。エゴノキの仲間で花はエゴノキとよく似ています。下から覗くと花冠が透けて見え、大きな若葉の葉脈も透けて見え、花と若葉の両方がさわやかです。 白色…

ホオノキ

ホオノキは5〜6月に白色の大きな花被片が開き、多数の雄しべと雌しべがらせん状についた花を咲かせます。同じ仲間のモクレンやコブシの花とよく似ています。花被片が開いた時には、ほとんどの雄しべは散ってしまいます。花には芳香があり、花被片は2〜3…

セリバオウレンの果実

セリバオウレン(芹葉黄蓮)は3月下旬に花を咲かせ、4月中旬に果実をつけ、5月中旬に熟した果実は種子を散布します。早春に咲く花は小さく地味なので目立ちませんが、5月頃につく果実は輪状に広がり、一見花のようにも見えます。 熟した果実。9〜10個…

ヤブデマリ

5月中旬頃から日当たりの良い林縁では、ヤブデマリ(藪手毬)の白い花が大きく広げた若葉の上に咲き、まるで雪が積もったように見えます。花弁のように見えるのは装飾花で、花序の中心には小さな両性花が多数つきます。ヤブデマリは枝が水平にのび、花序に…

チゴユリ

チゴユリ(稚児百合)は5月頃から雑木林の林床で、小さな白色の花を下向きに咲かせます。名前のとおり小さな可愛い花で、見つけると思わずしゃがみ込んでカメラを向けたくなります。秋には黄葉し、黒色の小さな果実をつけます。 花被片は6個に開き、雄しべ…

マムシグサ

マムシグサ(蝮草)はサトイモ科の多年草です。5月中旬頃、林床にひっそりと咲いています。黄緑色の苞に白色の縦縞があり、逆光で透けて見えて爽やかで、名前のマムシグサのイメージとは違います。茎の模様がマムシに似ていることが名前の由来のようです。…

オトコヨウゾメ

オトコヨウゾメは5月頃から散房花序に小さな花を7〜10個つけます。ガマズミの仲間ですが、ガマズミと違って散房花序は垂れ下がります。白色の花冠と雄しべや雌しべも目立たなく雑木林の中でひっそりと咲いています。花と違って9月頃からつける赤い果実…

ウワミズザクラ

ウワミズザクラ(上溝桜)は、5月初旬に若葉が開くと同時に開花します。上向きにつけた総状花序に多数の小さい白い花をつけます。ソメイヨシノやヤマザクラと違って、ウワミズザクラの総状花序は、若葉を背景に爽やかさを感じさせてくれます。果実は5〜7m…

木々の芽生え

青葉山公園内のヒマラヤスギの根元では実生が芽生え始めました。近くの地面にはモミやカヤ、コナラ、イタヤカエデなどの実生も芽生えています。木々の芽生えは生命誕生の喜びがあり生き生きしています。 高さが約20mのヒマラヤスギの根元に生えた実生。小…