面白い接写の世界

雑木林や公園などで、植物や自然の営みをマクロレンズで撮影してます

その他

葉っぱの形2

仙台市内の街路樹や公園で見られる木々の葉を30点、掲載しました。今回もクイズ式にしましたので、コメントをヒントに考えて見てください。答えは最後にあります。 31ニレ科の落葉高木で、街路樹を代表する樹木。若葉と黄葉がきれい。 32モクレン科の…

葉っぱの形

青葉山や近辺の雑木林で見られる木々の葉を30種類、掲載しました。クイズ式にしましたので、コメントを参考に名前を当てて見てください。答えは最後にあります。 1ブナ科の高木で、雑木林を代表する木です。この葉の側脈は12対です。 2ブナ科の高木で…

初霜

氷点下に冷え込んだ朝、広瀬川河川敷のヨモギやツメクサ、ススキ、キンエノコロなどの草花に霜がつき、朝日が差し込みキラキラ輝いている。草花の茎や縁につく霜は、わずかの時間、華やかな造形を見せてくれます。 ムラサキツメクサ。 キンエノコロ。 ツルマ…

落ち葉4

11月下旬になり、仙台市内の木々は落葉が目立つようになりました。ウコギ科のタカノツメやコシアブラなどは、すっかり葉を落としましたが、落葉後、淡黄色から黄褐色になり色が濃くなっています。紅色に鮮やかに紅葉したハゼノキやメグスリノキ、ハウチワ…

落ち葉3

晩秋になり雑木林や公園の木々の落ち葉が目立つようになりました。カツラやシラキなどの木々はすっかり葉を落としてますが、イロハモミジやコハウチワカエデ など紅葉が見頃の木々もあります。この時期の楽しみは、雑木林を散策しながら、地面に落ちている様…

葉っぱの形と葉脈

木々の名前を調べるには、花や果実、樹皮などから判断したりしますが、葉の形や葉脈から調べるのも一つの方法です。葉の形は円形や卵形、楕円形など様々で、切れ込みがあるものやないもの、鋸歯の形も様々です。葉脈も良くみると枝状や掌状、羽状、網状など…

イタドリの葉脈

6月頃から道端や荒地、河原などにイタドリが若葉を広げて成長しています。一部のエリアでは枯れたように虫食い状態のイタドリも見えます。よく見るとテントウムシのような小さな虫が葉の上で食事をしています。 葉脈とわずかな枯れた葉が残つた美しい作品。…

春のきざし

2月中旬ネコヤナギの冬芽から花穂が出始めてきました。マンサクやソシンロウバイの花芽も開き始めました。雑木林では、早春に芽吹く木々の冬芽の芽鱗が少しづつ剥がれたり、押し出されたりしています。 銀色に輝く花穂の上に剥がれた芽鱗がついているネコヤ…

冬の草木2

冬の雑木林では落葉樹のほとんどが葉を落とし、アオキやモミなどの常緑樹が目立ちます。その中で秋につけた果実がまだ残ってる草木があり、晩秋の名残を見せてくれます。 ミツバウツギの果実。果実はしおれているが、下からのぞくと種子がまだ残っている。 …

冬の草木

広瀬川の河原にはヤナギやオニグルミ、ネムノキなどの木々、イタドリやオオブタクサ、コセンダングサ、ヘクソカズラなど多くの草木が生えています。雪が降って晴れ間が出た朝、広瀬川河川敷は一面の銀世界、草木がいつもと違った表情を見せてくれます。 雪の…

初冬の林縁

初冬の林縁では木々はすっかり葉を落とし、枝に巻きついたつる植物がよく目立ちます。ボタンヅルやノイバラは果実がまだ残っています。 冠毛をつけたボタンヅルの果実。 しぼんだノイバラの果実。 ヤブランの種子。 ドライフラワーになったモミジイチゴの葉…

落ち葉2

初冬に入りカエデやサクラなど落葉樹のほとんどは葉を落とし、ヒノキやサワラ、スギなどの針葉樹も古くなった葉を落とします。地面には様々な木々の落ち葉が、別の表情を見せてくれます。 ヒノキの葉は鱗状で先端は尖らない。 サワラとヒノキ。茶色がサワラ…

葉身と葉脈

草木の葉には様々な形の葉身と葉脈あります。イチジクやヤツデなどの葉身は、大形の掌状で葉脈がはっきり見え美しい網状脈を作ります。キササゲやアカメガシワも大形の葉身で主脈、側脈、細脈の形がよくわかります。 イチジクの葉は掌状で大きく裂開する。主…

葉脈のパターン

草木の葉を逆光で透かしてみると葉脈が見えます。葉脈には様々な模様があり、大きく分けて網状脈と平行脈があります。網目模様の網状脈は一見、毛細血管や住宅地図のようにも見え、イネ科のササの平行脈は走査線のようにも見えます。 ノブドウの網状脈。主脈…

草木につく水滴

梅雨の時期、部屋の中はジメジメして嫌な時期ですが、雨がやんだ合間や霧雨程度なら、雨具と長靴を履いて外に出て見ると、新しい発見があります。草花のいつもと違った様子や、葉や花弁などに、様々に変化する水滴は、見ていてもワクワクします。 ウツボグサ…

落ち葉

11月に入り、雑木林や公園などの木々が色づき始めました。地面にはコナラやクヌギ、コブシなどの落ち葉が目立つようになり、ホオノキは半分以上葉を落としています。ブドウ科のナツヅタは紅葉が美しく、地面に落ちてもよく目立ちます。 ナツヅタ。葉の所々…

秋の七草

秋の七草は、秋に咲く代表的な草花のことで「ハギ、ススキ(オバナ)、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ」の七種です。万葉集に収められた山上憶良の2首の歌がはじまりと言われています。七種の花は人里で普通に見れる花で、親しみがあり…

クモの網と水滴

梅雨の時期、生垣のツツジの葉の上に作られたクモの網に水滴がつき、雨上がりのあと観察すると、水滴がキラキラと輝いて見えたりします。網の下から覗くと水滴は今にも落ちそうに丸く垂れ下がり、様々な形に変化します。 水滴がクモの網に引っ張られているよ…

スギナとツクシ

4月中旬になり道端ではスギナが一斉に伸びてきました。スギナはトクサ科のシダ植物で胞子で増えます。ツクシはスギナの胞子茎で、ツクシとスギナは地下茎で繋がっています。ツクシは3月中頃から芽を出し、生長したツクシは次々と胞子を放出します。スギナ…

霜・雪・氷

冬の時期の楽しみの一つに霜、雪、氷の造形の観察があります。気温が氷点下で風のない穏やかな朝は、近くの公園ではサツキに霜がつき、葉の輪郭が浮き出ています。地面では、落ち葉や草などに霜が降り、幻想的な模様が見れます。雪が降った朝は、雪が日常的…

初冬の雑木林

初冬の雑木林は、秋の名残と冬支度が混在していて、新しい発見があります。彩り豊かな広葉樹の紅葉も終わり、すっかり葉を落としています。その中でヤブムラサキは、枯葉が残った枝に紫色の果実をつけ、モミジイチゴは、虫食いの美しい紅葉を見せてくれます…

早春の雑木林

雑木林の中で、春一番早く咲く花と言えばマンサクです。キブシも早春に咲き、目立たないようですが、ハシバミやツノハシバミ、ハンノキも早春に咲きます。芽吹き前の木々の枝には、つる状の前年つけたフジやクズなどの実がまだ残っています。林床には、フキ…