面白い接写の世界

雑木林や公園などで、植物や自然の営みをマクロレンズで撮影してます

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ヤマウルシ

10月下旬頃から仙台市郊外の雑木林では、ヤマウルシやシラキ、コマユミなどの木々の紅葉が見頃です。特にヤマウルシの紅葉は濃厚な色合いを見せてくれます。果実は淡褐色の小さな卵形で多数つけ、熟すと外果皮が剥がれて白色の果皮が露出します。 葉は奇数…

アレチヌスビトハギの果実

アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)はマメ科の多年草で北米原産の帰化植物です。花期は8〜9月で、道端や荒地に生え、秋になるとヌスビトハギと同じように、果実についた多数のカギ状の毛で衣類などにひっつきます。 果実は4〜6節からなる。1個の果実の大…

コセンダングサ

コセンダングサはキク科の一年草です。熱帯アメリカ原産の外来種で道端や草地などに普通に生えます。花期は9〜10月で枝先に黄色い頭花をつけます。仲間のアメリカセンダングサと同じ場所に生え、果実はひっつき虫で衣類などにくっつくと厄介です。 頭花は…

コメナモミ

コメナモミは山野の林縁などに生えるキク科の一年草です。花期は9〜10月で黄色の頭花を多数つけます。頭花は小さくて目立ちませんが、腺毛がついた5個の総苞片が横にのびて良く目立ちます。 花托には鱗片があり頭花を抱いている。5個の総苞片は横に長く…

センブリ

センブリ(千振)はリンドウ科の1〜2年草です。花期は9〜11月で、日当たりの良い林の縁などに小さな花を咲かせます。花は約2cmと小さく、蕾は淡紫色で可憐な花です。 花冠は4〜5裂し、淡緑色のスジがあり、裂片の基部には密腺があり、ふちには長い毛…

カヤツリグサ

カヤツリグサ(蚊帳吊草)はカヤツリグサ科の一年草です。田畑のあぜや道端、庭先などに生え、繁殖力が強く厄介な雑草として嫌われますが、放射線状につく花序は線香花火のようで面白さがあります。 散形状に花穂がつく。小穂は12〜20個の花からなり、先…

エノコログサとキンエノコロ

エノコログサとキンエノコロはイネ科の一年草です。荒地や道端などに生え、よく似ていますが、花穂の形や小穂の基部につく剛毛の色などに違いがあります。 エノコログサ(ネコジャラシ)の花序は円柱形で多数の小穂がついている。小穂の基部には1〜3本の長…