イイギリの果実
イイギリ(飯桐)はヤナギ科の落葉高木で、秋から冬の時期まで赤い果実をつけます。この時期、すっかり葉は落としましたが、ブドウの房のようにつけた赤い果実は美しく、ヒヨドリなどの野鳥もやってきて賑わいを見せます。果実は10月頃から赤く熟し、黄葉前と黄葉、落葉の時期と楽しむことができます。
果実は液果で、直径8〜10mmの球形。果柄が1.3〜2cmと長く、赤く熟した果実の果皮の所々が黒くなっている。
落葉した冬の時期でも、果実はブドウの房のように多数つけている。
果実を求めてヒヨドリがやってくる。枝が横に広がるので、数羽のヒヨドリがやって来て賑わいを見せる。
初冬の頃、赤い果実と黄葉のコントラストが美しい。 12月3日
果実は10月頃から赤く熟し、黄葉する前の果実は、大きな葉に隠れる。 10月15日
果実を半分に切ると、中に褐色の種子が多数ある。種子は長さ約2mmの卵形。果実には少し異臭があり、果肉はオレンジ色で、少しかじってみたが苦くて食べられない。
イイギリの枝は横に広がり、葉は20cmにもなり大きく、ハート形で葉柄が10〜20cmと長い。山地や平地の湿った所に自生する。 9月4日
仙台市茂ヶ崎