面白い接写の世界

雑木林や公園などで、植物や自然の営みをマクロレンズで撮影してます

センダン

センダン(栴檀)の果実が葉を落とした冬の時期でもまだつけています。果実は秋に淡黄色に熟し翌年の春の頃までつけたりします。果実は核果で、核には稜(りょう)があり楕円形の歯車のような面白い形をしています。

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果実は秋に熟すと淡黄色になる。果実の大きさは約直径1.5cmの楕円形で果柄が長く、春の時期までつけることがある。

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核の形に沿ってシワシワになった果実。

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果肉を取り除いた核。核は乾燥させると石灰色(下)になり、上から見ると5角形〜7角形などがあり、1室にそれぞれに1個種子がある。核の大きさは長さ約12mmの楕円形。

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堅い核から取り出した種子。種子の大きさは長さ約7mmの長楕円形で、変形した形が多い。

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5〜6月に集散花序をだし淡紫色の花をつける。花弁が5個、雄しべが10個、雌しべが1個ある両性花。 6月9日

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センダンはセンダン科の落葉高木で広い角度で枝分かれする。葉は互生し羽状複葉。 6月12日

仙台市青葉山公園