冬芽と葉痕2
冬の時期、風が弱く穏やかな日は、近くの公園や雑木林で冬芽と葉痕の観察が楽しみです。冬芽と葉痕は、接写するのに題材として最適で、ルーペを持って観察すると予想だにしない面白い発見があります。小さな世界ですが、植物たちの営みが感じられ心を豊かにしてくれます。
大きい頂芽が重そうなカジカエデ 。芽鱗が開いて王冠のようにも見える。
まるでお猿さんのようなセンダンの葉痕。
芽鱗が美しいコクサギの冬芽。
大きく口を開けたように見えるウルシ(中国産)の葉痕。
大きく長い頂芽をもつシナサワグルミ 。葉痕は小さな三日月形。
アカメガシワの頂芽と側芽は細かい毛が密生していて暖かそう。
すやすや眠っているのはハンカチノキの葉痕。
タカノツメの冬芽は硬く鋭い鷹の爪のよう。
くっきり目鼻立ちのクズの葉痕。枝には細長い毛が密生する。
鳥のくちばしのようなコシアブラの冬芽。
レンギョウの葉痕は目立ちませんが、側芽は賑やかで良く目立ちます。
クチナシの冬芽はとんがり帽子で、葉痕はひょうきんな顔。
キンモクセイの葉痕はハート形。冬芽は数個ついて変わった形。
小人のようなフジの冬芽と葉痕。
ハート形の大きいニワウルシの葉痕 。葉痕に比べて冬芽は小さい。
子供の顔のユズリハの葉痕。
光沢のある芽鱗のモミジバフウ。半円形の葉痕はユーモラスな顔。
芽鱗が帽子のようなスミヨシヤナギの冬芽。芽鱗のすきまから銀白色の花芽が見える 。