葉身と葉脈
草木の葉には様々な形の葉身と葉脈あります。イチジクやヤツデなどの葉身は、大形の掌状で葉脈がはっきり見え美しい網状脈を作ります。キササゲやアカメガシワも大形の葉身で主脈、側脈、細脈の形がよくわかります。
イチジクの葉は掌状で大きく裂開する。主脈は太くはっきりしていて、側脈と細脈は網目模様になる。
常緑樹のヤツデの葉は厚く革質で光沢があり、掌状に7〜9裂する。主脈は太く葉先まで伸び、側脈と細脈は網状脈を作る。
キササゲの葉は浅く3〜5裂する。主脈は葉先にいくほど細くなり、葉柄の基部と側腋には蜜腺があり、主脈、側脈ともに赤茶色になる 。
アカメガシワの葉脈は網状脈で葉柄は赤く、主脈と側脈は中心部が赤茶色。
コナラの側脈は主脈から葉縁の切れ込みに向かって同じ角度で走る。細脈は網目模様を作る。
ヒイラギナンテンの葉は奇数羽状複葉で小葉は4〜6対つく。小葉の主脈は細く側脈も目立たない。
イネ科のクマザサの葉脈は平行脈。
仙台市茂ヶ崎