面白い接写の世界

雑木林や公園などで、植物や自然の営みをマクロレンズで撮影してます

エノコログサとキンエノコロ

エノコログサとキンエノコロはイネ科の一年草です。荒地や道端などに生え、よく似ていますが、花穂の形や小穂の基部につく剛毛の色などに違いがあります。 

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エノコログサネコジャラシ)の花序は円柱形で多数の小穂がついている。小穂の基部には1〜3本の長い剛毛が生え、花穂は多数の毛に包まれブラシのように見える。

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晩秋には小穂は茶褐色になり、半分以上落下する。 11月16日 

 

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草丈は50〜80cmで、円柱形の花序には多数の小穂がつき花を咲かせる。小穂は緑色で花穂は多数の毛で覆われ少し垂れ下がる。葉は細長い楕円形。      8月16日

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小穂の長さは約2mmの卵形。


 

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キンエノコロの花序は円柱形で直立し、小穂の基部につく剛毛は5〜8本あり、黄色なのでエノコログサと区別がつく。光で毛が金色に輝いて見える。

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草丈は50〜90cmで、葉は線形でエノコログサよりかたい。 

 

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小穂の長さは約3mmの卵形。

 

仙台市青葉山公園