エゴノキ
エゴノキは、初夏の雑木林の林縁に小さい白い花を多数つけて咲きます。下から見上げると、木漏れ日が白色の花冠を透かして美しく見せます。同じ初夏に咲くヤマブキの花が上向きに咲くのに対して、エゴノキの花は下向きに咲く可憐な花です。
白色の花冠は5裂し、雄しべは10個、雌しべは1個つく。雄しべの花糸は白色で、葯からオレンジ色の花粉が出ている。雌しべの花柱は白色で雄しべよりも長い。
白い花は、新枝の先に1〜6個つく。満開に咲いた時期、下から見上げると壮観です。
エゴノキ(エゴノキ科)は落葉小高木で高さは6〜8mです。葉は互生し、卵形で先端が尖り、逆光で見ると葉脈が透けてはっきり見える。
直径約1cmの球形の果実は、花柄から垂れ下がる。若い果実には雌しべの花柱がついたままになっている。 7月10日
果実はさく果で、秋に熟すと果皮が裂けて茶褐色の種子がでる。 7月30日
浅く縦に裂けた模様がつくエゴノキの樹皮。
仙台市水の森公園