ヤマボウシ
ヤマボウシ(山法師)は、本州から九州の山地に自生する落葉高木です。公園や街路にも良く植栽されていて5月中旬頃から枝先に頭状花序をつけます。白い花弁のように見えるのは総苞片で4枚あり清楚で美しい。ヤマボウシは初夏を代表する樹木で、暑い日差しの中でもさわやかさを感じさせてくれます。
頭状花序には約30個の花が密集する。1個の花には淡緑色の花弁と雄しべが4個あり、雌しべが1個ある。まだ花弁が開いていないものや花弁や雄しべが散ったものもあり一斉には開かない。
まだ1個の花も開いていない頭状花序。球形状の頭状花序の大きさは直径約7〜9mmで、あと10日位経つと1個のつぼみの先端が4裂して花弁と雄しべ、雌しべが出てくる。 5月20日
ヤマボウシの頭状花序は、枝先に5〜10cmと長い花柄をつけ葉の上に伸びる。
枝に密集して4個の総苞片と頭状花序がつく。遠くから見ると葉の上に雪が積もったようにも見える。
葉は対生してつき、卵円形で先端が尖り、縁にはギザギザがなくやや波打つ。
ヤマボウシ(ミズキ科)の樹形。幹はまっすぐ伸び、山地では高さが10m以上の高木になる。
集合果の果実は球形で直径約2cm。秋に赤く熟した果実の果肉は柔らかくマンゴーの味に似ていて甘く食べられる。 9月20日