冬芽と葉痕
冬の雑木林は、様々な樹木の冬芽や葉痕を見ることができる。樹木の名前がわからなくても枝に近づいて観察してみよう。冬芽は、越冬して春に花や葉になる芽のことで、寒さを防ぐために様々な形の芽鱗で覆われてる。葉痕は、葉柄が枝に付いてた部分で、人や動物の顔を想像させてくれて面白い。
オニグルミの葉痕は、ヒツジの顔に似ていて冬芽は暖かい毛でおおわれている。
ハリエンジュの葉痕。どこかコウモリの顔に似ている。枝には鋭い棘がある。
大きな冬芽の ウリハデカエデは、じっと寒さに耐えているようだ。
サンショウの枝の棘はマントのようで、まるで空を飛ぶスーパーマン。
三角のひょうきんな顔をしたヤマウルシ。冬芽は毛皮のような鱗片でおおわれる。
ヌルデの冬芽は、柔らかい毛に包まれる。葉痕は、U字型で馬の蹄鉄に似ている。
ハウチワカエデの冬芽は、銀白色の柔らかい毛の鱗片でおおわれる。
サルの顔に見えるネムノキの葉痕。しわくちゃのお爺さんの顔のようでもある。
大きな冬芽のニワトコは、日差しを受けて春が待ち遠しい顔。
多数の鱗片でおおわれるコナラの冬芽。葉痕は半円形。
赤い王冠をかぶるネジキの冬芽。小人の王様のようです。
ハート形をしたクサギの葉痕。なんとも言えないユニークな顔です。
リョウブの冬芽は、早いうちに鱗片がはがれ、帽子をかぶっているようです。
アワブキの冬芽は、ウサギの耳のようでもあり毛皮でおおわれ暖かそう。
ミヤマガマズミの葉痕は、小さい三日月形。
トチノキの冬芽は、樹脂のついた鱗片で覆われる。ネバネバして小さな虫がくっいている。葉痕は、子供のような顔をして可愛い。
トチノキは、山地で自生してますが公園でも観察できます。ツツジ、サクラ、アジサイ、アオキなど、近くの公園でも観察できる面白い冬芽と葉痕が多くあります。
ドウダンツツジの赤い冬芽は、よく目立ちます。
ネコヤナギの冬芽は、硬い鱗片から銀白色の花芽が見えます。
サクラの葉痕は小さく、小人が寒さに耐えているようです。
1月なのにウメの花芽は、紅色にふくらんでいます。
三角形の顔をしたアジサイの葉痕。
これもアジサイ。大きな耳の宇宙人のようです。
ロボットのように見えるモッコク。
王冠をかぶったように見えるサンゴジュの冬芽と葉痕。
ベレー帽をかぶった漫画家は、タラヨウの葉痕。
忍者のように見えるアオキの葉痕。
あったかい防寒帽子をかぶったアオギリ。
落花生のような冬芽のユリノキ。
暖かい毛皮でおおわれたビワの冬芽。