面白い接写の世界

雑木林や公園などで、植物や自然の営みをマクロレンズで撮影してます

リョウブ

リョウブ(令法)は7〜8月に枝先に総状花序をだし小さな花を多数咲かせます。雌雄同株で雑木林などに普通に生える落葉小高木です。秋の紅葉は美しく、晩秋から冬の時期に垂れ下がる果実には趣があり、果実と種子も面白い形をしています。

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花弁は5個、雄しべは10個で花弁より長く突き出て賑やかです。雌しべは1個。

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葉は枝先に集まり、楕円形で先が尖り鋸歯がある。

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紅葉は橙色や赤色に変化して美しい。 10月20日

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果実はさく果で熟す前は上向きにつく。 11月5日

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果実は熟すと褐色になり垂れ下がり、種子を出した後も残っている。

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果実を真上から見た所。熟すと裂開して多数の種子をだす。

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種子の大きさは約1mmで、表面に編み目模様がつく。

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冬芽と葉痕。傘のように開く芽鱗と三角状の葉痕。

 

仙台市茂ヶ崎