ヤマユリの花
草いきれの夏の雑木林は、華やかなヤマユリ(山百合)の大輪の花が良く目立ちます。ヤマユリは7〜8月に日当たりの良い林の縁や草地などに芳香のある花を咲かせます。開花前の緑色の蕾や開花後の花粉を出した後の花にも趣があります。
開いたばかりの花。葯は閉じていて花粉は出ていない。花被片は6個で内側につく黄色の帯と赤褐色の斑点が美しい。
雄しべの葯から花粉が出ている。花被片の先端は外側に反り返る。
茎の先に緑色の蕾が10個ついている。 7月8日
開き始めた花被片の隙間から雄しべの葯が飛び出ている。 7月17日
草丈は1〜1.5mで、一つの茎に7〜15個の大輪の花をつける。
花粉を出し終えた葯はしおれて丸くなり花糸にひっかかる。
葯から出る花粉。手前の葯には小さな虫がうずくまっている。葯の大きさは長さが約1.5cmと大きい。
仙台市茂ヶ崎