タカサゴユリ
タカサゴユリ(高砂百合)は、夏の時期に花を咲かせ、秋の時期に果実が熟し裂開します。果実は蒴果で、冬の時期でも残り、裂開した上部から種子を散布します。種子は半月形でヤマユリやウバユリと良く似ていますが、翼の色や形に違いがあります。台湾原産の多年草で、各地で野生化して荒地などに繁殖している。
果実はさく果で、3室に分かれていて、各室で種子が2列に並んで積み重なる。熟すと上部が裂開して種子を散布する。ウバユリに比べて大きく裂開しない。
果実は長さが約7cmあり、ウバユリより少し長い。裂開しても果皮は、細い繊維で繋がっている。大きく裂けないので、1月でも多数の種子が詰まっている。
種子は約7mmの半月形で、周囲に広い翼がある。ウバユリより少し大きく、ヤマユリより小さい。
雌しべは雄しべより長く、黄緑色の柱頭が3裂する。雄しべは6個。開花したばかりの花は、葯がまだ開かず、黄緑色の雌しべの柱頭が美しい。 8月7日
花は長さ20〜25cmで、ラッパ状の6弁の花被片をつける。テッポウユリとよく似ているが、タカサゴユリは外側が紫色を帯びる。葉は線形で密につける。 8月7日
仙台市茂ヶ崎