キササゲの果実
キササゲ（木大角豆）は中国原産の落葉高木で、果実は秋から冬の時期に茶褐色に熟します。果実は細長いサヤ状で、裂開すると多数の種子が風で散布されます。種子の両端にはふわふわした長い毛があり、風で遠くまで飛ばされます。
裂開した果実から種子がお互いにくっついて飛び出している。
果実はさく果で、長さが３０〜４０cmあり多数の種子が入る。
種子は約８mmの扁平な楕円形で、両端に柔らかな長い毛が多数ついている。
果実は落葉後も枝から垂れ下がり、翌年まで残る。
冬芽には芽鱗が８〜１０個あり、葉痕は楕円形で大きい。
花の時期は６〜７月で、円錐花序に淡黄色の漏斗状の花冠の花を多数つける。花の奥に結実したマメ科のササゲのような若い果実が見える。 ７月１８日
高さ１０m以上になる高木で、庭木としてよく植えられ、河岸や空き地などに野生化している。 ７月１０日
