ホオノキ
ホオノキは5〜6月に白色の大きな花被片が開き、多数の雄しべと雌しべがらせん状についた花を咲かせます。同じ仲間のモクレンやコブシの花とよく似ています。花被片が開いた時には、ほとんどの雄しべは散ってしまいます。花には芳香があり、花被片は2〜3日すると淡黄色に変色し長く持ちません。
開きかけた花被片。花托の基部に雄しべが数個ついている。雄しべの花糸は濃赤色で葯は淡黄色。
花被片が開いたばかりで、多数の雌しべがらせん状につく。花托の基部から数個の雄しべが剥がれようとしている。
開いた花被片に散った雄しべが多数おちている。花被片は9〜11個で開いた翌日には白色から淡黄色に変色する。
花は枝の先に上向きにつく。ホオノキの葉は香りが良く、食べ物を包んだりするのに使われる。葉は大きく、長さが30cm以上になるのもある。
モクレン科の落葉高木で高さは20〜30m。葉は互生し枝先に輪生状につく。
果実は長さが10〜13cmの長楕円形で、赤褐色の袋果が多数集まる。 9月26日
袋果が開き赤い種子が見える。 11月5日
ダイナミックな芽吹き。 4月22日