セリバオウレンの果実
セリバオウレン(芹葉黄蓮)は3月下旬に花を咲かせ、4月中旬に果実をつけ、5月中旬に熟した果実は種子を散布します。早春に咲く花は小さく地味なので目立ちませんが、5月頃につく果実は輪状に広がり、一見花のようにも見えます。
熟した果実。9〜10個の果実が輪状になり、果実の先端が開いて種子を散布する。輪状の直径は3〜4cm。
果皮が裂けて種子が見える。1個の果実に4〜6個の種子がある。
種子は長さが約2mmの楕円形で縦じわがある。
若い果実の先端は尖り、まだ開いていない。 4月16日
林床に群生で咲くため、多数の輪状に広げた果実はよく目立つ。
雄花にはヘラ状の白い花弁が約12個あり、雄しべが十数個ある。
両性花には雄しべと雌しべがあり、白色の花弁と雌しべが約10個ある。
セリバオウレンはキンポウゲ科の多年草で、葉にはセリの葉のように切れ込みがある。 3月26日
仙台市茂ヶ崎