ヤブデマリ
5月中旬頃から日当たりの良い林縁では、ヤブデマリ(藪手毬)の白い花が大きく広げた若葉の上に咲き、まるで雪が積もったように見えます。花弁のように見えるのは装飾花で、花序の中心には小さな両性花が多数つきます。ヤブデマリは枝が水平にのび、花序に華やかさがあり、遠く離れて見ても良く目立ちます。
装飾花は5裂し散房花序をとり囲むようにつく。
両性花は直径約6mmで淡黄色の花弁が5個、雄しべが5個で花糸が長い。
垂れ下がった枝に多数の花序がつき、装飾花が花輪のようで華やかです。
散房花序は水平に伸びたり垂れ下がったりする枝に多数つく。遠くから見ても若葉と装飾花は良く目立つ。
芽吹きの頃。花序は固いつぼみで、新芽は葉脈のヒダがはっきりしている。 4月16日
果実は5〜7mmの楕円形で夏に赤くなる。よく見ると花序の枝も赤くなっている。 7月21日