早春の野草2
道端や草地、人里の雑木林などに咲く野草には、小さくて目立たない雑草が多くありますが、よく見ると、花の形や模様などに違いがあり、それぞれ個性があります。
ハコベは道端や草地に普通に生えるナデシコ科の一年草。花弁は深く2裂する。
ホトケノザはシソ科の越年草。唇形の花を輪生してつける。
カキドオシはシソ科の多年草。花は淡紫色の唇形。
シュンランは人里の雑木林に生える野生のラン。肉質の花茎を直立し、先端に黄緑色の花をつける。線形のかたい葉はまっすぐ延びる。
カタクリはユリ科の多年草。花被片は6個で内外に分かれて、基部に紫色の斑紋がある。早春の雑木林を代表する野草。
キウリグサはムラサキ科の越年草。花は約2mmと小さい淡青紫色で、中心が黄色。葉をもむとキュウリの香りがする。
ナズナはアブラナ科の越年草。花は白色で小さく、春の七草の一つ。
キランソウはシソ科の多年草。花は濃紫色の唇形で、葉は地に伏して広がる。
ムラサキサギゴケはゴマノハグサ科の多年草で、花は淡紫色の唇形で、下唇に2個の膨らみがある。
エンレイソウはユリ科の多年草で、3枚の葉の中心から花柄を出し小さな花をつける。