ニワトコ
ニワトコ(接骨木)は3月下旬に芽吹き始めましたが、その頃、花芽はまだ固く閉ざしたままで、ようやく4月中旬になり咲き始めました。開花は新芽と同時で総状花序に小さな花を多数つけます。よくみると花弁は反り返り、雌しべと雄しべがよく目立ちます。初夏に小さな赤い果実を多数つけ、雑木林の林縁などに生える落葉低木で身近な樹木です。
花弁は5裂して反り返る。雄しべが5個、雌しべが1個で赤紫色の柱頭は3裂する。
花弁の裏側は赤みをおびる。淡黄色の葯と赤紫色の柱頭がよく目立つ。
総状花序に小さい花を多数つける。花は花弁が反り返るため華やかさはないが、羽状複葉の葉が生き生きしていて花を引き立てている。
6月に小さな赤い実を多数つける。 6月15日
芽吹きの頃。羽状複葉の葉がゆっくりと開いていく。 3月30日
大きい卵形の冬芽と子供の顔のような葉痕。
仙台市水の森公園