アヤメの仲間の果実
アヤメの仲間には、カキツバタ、ハナショウブなどがあります。花期は5月〜6月で9月〜10月に果実が熟します。果実はさく果で、熟すと頂部が3裂して種子を散布します。それぞれ果実や種子の形には特徴があり、比較してみると違いがよくわかります。
アヤメの果実は、黒褐色で長さが4〜5cmの筒状で頂部は三角状。
果実は熟すと頂部が裂けて種子を散布する。
アヤメの種子は、直径3〜3.5mmの半円形で側面に厚みがある。
カキツバタの果実は、長さが約4cmの筒状で熟すと大きく裂開する。
種子は直径6〜7mmの円盤形で、厚みが3mmあり、アヤメの仲間では最も大きい。
ハナショウブの果実は、長さ2.5〜3cmでラグビーボールのような形。
果実は熟すと頂部が3裂して種子を散布する。
ハナショウブの種子は、直径4〜5mmの半円形。
ノハナショウブはハナショウブの原種で、果実の形はハナショウブとよく似ている。
ノハナショウブの種子は、直径5〜6mmの半円形。
アヤメの花。 5月30日
ハナショウブの花。 6月18日
仙台市茂ヶ崎