果実と種子3
晩秋から冬にかけて草地や荒地、河原などで草木の果実が見ることができ、果実のなかの種子は個性的な形と質感を見せてくれます。
ヤブアズキの果実は長さが7〜8cmのさや状で、熟すとさやがねじれて種子を弾き飛ばす。種子は長辺が4〜5mmのひしがた。
ツルマメの果実は長さが約3cmのさや状で、多数の毛で覆われている。種子は5〜6mmの楕円形で、種皮は光沢はなくベルベットのような質感。
メマツヨイグサの果実は熟すと先端から裂開し種子を散布する。種子は大きさが約1mmの扁平な多角形で木片のよう。
ニラの果実は熟すと3裂し種子を散布する。種子は長辺が約3mmのいびつな形で、細かい凹凸がある。
アメリカアサガオの果実は熟すと裂開し種子を散布する。種子は底辺が約4mmのくし形で、光沢のない黒い毛が密生する。
ツユクサは苞に包まれた果実が裂けて種子を散布する。種子はゴツゴツした石のよう。
イタドリの果実は3個の翼状の花被片に包まれる。花被片は長さが約10mmの翼状で、濃茶色に見える果実を包む
アレチウリの果実は熟すと褐色になり、果実は約10個の果実が集まって金平糖のような形を作る。種子は長さ約10mmの楕円形。