カヤ(榧)
カヤ(榧)は、イチイ科の常緑針葉樹で4〜5月に花を咲かせ、秋に実をつけ熟すとそのまま落下します。雌雄異株で実は前年枝につき、刺激的な芳香があります。カヤは裸子植物なので、実のようなものが種子で、種子は乾燥させアク抜きなどをして食用になります。
熟した種子。仮種皮が割れ地面に落下します。種子には脂分があり、手で触れるとヤニがついてなかなか取れません。
仮種皮をむいて乾燥させた種子。種子は長さが約2cmで、アーモンドのような形。
種子は薄い殻の中にあり、渋皮に包まれる。
種子を割ると胚と胚乳が見える。渋皮を取り除いてそのまま食べると、クルミのような味がします。
雄花は前年枝の葉腋に多数つける。葉先は鋭く尖り、誤って手で触れると突き刺さる。 4月30日
新芽。雌花は雌株の新枝に数個つきます。 5月14日
若い種子。 6月23日