早春の野草
春の訪れを告げてくれるフクジュソウは2月中旬頃から咲き始めます。道端や草地などには3月になると、オオイヌノフグリ、コスミレ、ヒメオドリコソウなどが咲き始めます。林縁にはセリバオウレンやアズマイチゲ、キクザキイチゲなどが見られます。
フクジュソウはキンポウゲ科の多年草。雄しべと雌しべが多数つく。葉は羽状複葉で、小葉は切れ込みがあり深く裂ける。
ミスミソウはキンポウゲ科の多年草。花色は白やピンク、薄紫色などがあり豊富。
アズマイチゲはキンポウゲ科の多年草。葉は先端が3裂して垂れ下がる。
キクザキイチゲはキンポウゲ科の多年草。アズマイチゲと似るが葉に深い切れ込みがある。
フキはキク科の多年草 。頭花で多数の小花がつく。
セリバオウレンはキンポウゲ科の多年草。日陰の林床に生える。雄花(上)、両性花(下)
ヒメオドリコソウはシソ科の多年草。小さな淡紅色の唇形花をつける。
オオイヌノフグリはオオバコ科の多年草。雄しべが2個、雌しべが1個つき、日当たりの良い草地などに生える。
ショウジョウバカマはメランチウム科の多年草。やや湿った林床などに生える。咲き始めは葯は閉じたままで、雌しべの柱頭が伸びている。
コスミレはスミレ科の多年草。スミレの仲間では最も早く咲く。