萩の仲間
萩の仲間には多くの種類があります。自生するヤマハギの仲間は、ツクシハギ、キハギ、マルバハギです。園芸品種には、ミヤギノハギやニシキハギ 、シラハギなど多数の品種があります。萩は昔から日本人に愛された花の一つで、蝶形花の色や形、3小葉の形にちょっとした違いがあり、可憐な趣があります。
ツクシハギの旗弁(上側の花弁)は淡桃色で、竜骨弁(下側の花弁)が長く、翼弁(左右一対の花弁)は紅紫色で竜骨弁より短い。3小葉は楕円形で先は尖らない。
キハギの旗弁は白色で、中心に紫色の模様があり、翼弁は紫色。
マルバハギの旗弁は紅紫色で、翼弁は小さく、竜骨弁は翼弁に隠れてよく見えない。花序は葉より短く、3小葉の先は丸い。
ヤマハギの旗弁は紅紫色で、翼弁や竜骨弁は旗弁より小さい。3小葉の先は尖らない。
ニシキハギの枝は垂れ下がる(上)。旗弁は大きく紅紫色で、ミヤギノハギと良く似ているが、3小葉の先は尖らない。
ミヤギノハギの旗弁は大きく紅紫色で、3小葉の先は尖る。
シラハギの花弁は白色で目立たないが、清楚な趣がある 。
仙台市茂ヶ崎