ネコヤナギ
春の訪れを告げるネコヤナギ(猫柳)の花穂が銀白色の毛で輝いてます。ネコヤナギは、雌雄異株なので、雄花、雌花は別々の株から開花します。雄花の葯(やく)は紅色で、黄色い花粉を出します。雌花は、雌しべの花柱が淡緑色で、雄花に比べて目立ちません。
ネコヤナギの雄花。雄しべの紅色の葯から黄色い花粉が出ている。花粉を出す頃の雄花は鮮やかです。
ネコヤナギの雄花。黄色い花粉が少し出ている。紅色の葯は、上から見ると4分割されていて、袋がはじけて花粉が出ます。
ネコヤナギの雌花。雌しべの花柱は長さが2.5〜3mmで、柱頭は2裂する。
ネコヤナギの雌花。雌しべの花柱、柱頭とも淡緑色で雄花より目立たない。
冬芽が裂けて銀白色の花穂が輝いている。花穂の上部についている鱗片が帽子のようです。 2月22日
ネコヤナギの冬芽は、一つの鱗片でおおわれる。 1月15日
銀白色輝くネコヤナギの花穂。所々に冬芽の鱗片が見えます。 2月15日
雌しべの花柱は黒くなり、膨らんだ子房が見える。 4月16日
芽吹きの頃、雌花には若い果実がついている。 4月22日
芽吹きの頃の花粉を出したあとの雄花。 4月22日
ネコヤナギの果実はさく果で、熟すと裂けて綿毛に包まれた小さな種子を出す。 4月24日
綿毛に包まれた種子。種子は長さ約1.5mmで、風に乗って綿毛は空を舞い数百メートルも飛ばされる。 5月14日