シロダモ
シロダモはクスノキ科の常緑高木で、10月から11月にかけて黄色の花を咲かせます。果実は翌年の6月頃つけ、10月から11月にかけて赤く熟します。果実が1年かけて熟すことで、花と赤く熟した果実が同時に見られます。シロダモは林縁の少し奥まった所などに生えるが、離れたところからでも赤い果実は良く目立ちます。
赤く熟した果実は、長さ約1.3cmの楕円形で果肉は柔らかく、中に丸く茶色い種子が1個入っている。
シロダモは雌雄異株で、雌株では11月頃、雌花と赤く熟した果実が同時に見られる。赤い果実は緑色の葉とのコントラストが良く目立ちます。
葉腋に雌花序をつける。花被片は4個で雌しべは1個。雌しべは花被片から突き出る。
若葉は茶褐色で垂れ下がり、細かな毛が密生して柔らかい。 5月22日
葉裏は緑白色でムラがある。葉は揉むと少し刺激のある芳香がします。葉身は長楕円形で縁は全縁。葉の主脈がはっきり見える。
冬芽は芽鱗で覆われ、長さ約4cmと大きい。 1月7日