アオキ
3月になり青かったアオキ(青木)の果実が赤く熟してきました。アオキはミズキ科の常緑低木で雑木林や公園などで普通に見られる低木です。雌雄異株で花期は4月で雄花も雌花も小さく目立ちませんが、冬でも葉が青々として美しいことから公園などに良く植栽され、冬から春の時期に熟す赤い果実はよく目立ち、色彩のない冬の雑木林や公園を明るくしてくれます。
果実は長さ約2cmの長楕円形で、赤く熟すとヒヨドリなど野鳥にほとんど食べられてしまう。
赤く熟した果実と青々した葉のコントラストが良く美しい。
果実の断面。果皮や果肉、核は柔らかく、核(種子)の中に胚乳と胚が見える。
雄花の花弁は紫褐色で4個、雄しべは4個で葯は淡黄色。 4月16日
新芽と同時に咲き始めた雌花序。雌花の花弁は4個で、中心に黄緑色の花柱が1個ある。 4月20日
雄株の枝先に円錐花序を出し多数の雄花がつく。 4月24日
アオキは名前のように枝が青々としている。葉痕は三角状半円形。