ユキヤナギ
4月上旬頃から仙台市内の公園ではユキヤナギの白い花が満開に咲いています。ユキヤナギは離れて見ても近くから見ても清楚で美しい花です。小さな花ですが接写して見ると、雄しべや雌しべ、蜜腺などのしくみが良くわかります。果実をつけるのも早く、5月頃には果実が熟し種子を放出します。
花の大きさは直径1cm足らずで、花弁が5個、雄しべが20個、雌しべが5個、花柱は黄緑色で短く、基部にオレンジ色の蜜腺が環状につく。
花粉を出した雄しべはしおれて、雌しべの下部にある子房が膨らんで赤くなっている(下)。
長い枝は垂れ下がり多数の白い花が密生してつくと、離れて見ても美しい。
果実は袋果で5個集まってつく。袋果は熟すと先端が開いて種子を散布する。 5月2日
1個の袋果には多数の種子があり、種子の大きさは約2mmで細長く両端が尖る。
葉は互生し細長く先が尖り、冬の時期まで残り紅葉も美しい。 12月14日