種子の造形2
晩秋になり、自宅近くの雑木林や公園では、ハクウンボクやヤブデマリ、クサギ などの落葉樹は、すっかり葉を落とし果実もつけていません。ナンキンハゼやミヤマガマズミ、カンボクには、まだ果実がついています。常緑樹のサンゴジュやモチノキにも、赤い果実がついています。この秋集めた果実から種子をそっと取り出した見ました。
ハクウンボクの果実はさく果。種子は長さ約15mmの楕円形で、ラグビーボールのような形。
サンゴジュの果実は核果。種子は長さ5〜6mmの楕円形で、縦に溝がある。
トサミズキの果実はさく果。種子は長さ4〜5mmの楕円形で、ヘタをとった茄子のよう。
カンボクの果実は液果。種子は長さ7〜8mmの円盤形で、表面がザラザラしている。
ナンキンハゼの果実はさく果。種子は直径7〜8mmの半球形で片面にスジがある。
クサギの果実は核果。種子は長さ6〜8mmの卵形で、表面に網目模様がある。
アオギリの果実は袋果。種子は直径6〜7mmの球形で、乾燥すると表面がシワ模様になる。
ミヤマガマズミの果実は核果。種子は長さ4〜6mmの楕円形で、表面におうとつがある。
サカキの果実は液果。種子は直径約1.5mmのいびつな球形で、表面は光沢があり細かい模様がある。
モチノキの果実は核果。種子は長さ約5mmの半月形で、表面にシワがある。
サイカチの果実は豆果。種子は長さ約9mmの楕円形でひび割れ模様があり、非常にかたい。