マンサクとトサミズキの果実
マンサクとトサミズキは、マンサク科の仲間で果実と種子の形がよく似ています。果実はさく果で、熟して果皮が裂開すると種子が弾け飛び出します。種子を出した後の果実の形が、鳥が大きく口を開けたようで、なんともユーモラスです。
裂開したマンサクの果実。1個の果実に2個の種子がある。
トサミズキの果実は枝から垂れ下がる。果実には花柱が針状に残る。
マンサクの種子は長さ6〜10mmの楕円形。
トサミズキの種子は長さ4〜5mmの楕円形。
マンサクとトサミズキの種子散布の方法は自動散布です。採取したマンサクの果実を室内に置いて数日後、種子が弾け飛びました。天井に当たるほど勢いがあり、遠距離まで飛ばします。弾ける仕組みは、熟して乾燥すると果皮が種子を圧迫し、裂開して弾け飛ばすようです。
マンサクの果実。 11月3日
トサミズキの果実。 9月11日
仙台市水の森公園