コクサギ
初冬になり木々の落葉が目立つようになりましたが、よく見ると果実がついている木々が多くあります。コクサギ(小臭木)は山野の沢沿いなどに生え、花期は4月で、秋から冬に熟した果実は裂開して種子を自動散布します。
果実はさく果で、果実の外果皮と内果皮が裂けて黒色の種子が顔をのぞかせている。一部、外果皮が閉じているのも見える。
果実の外果皮と内果皮が裂けて開き、種子を弾き飛ばそうとしている。
種子を包んでいたクリーム色の内果皮が裂けて種子を弾き飛ばす。ビシッと音がして一瞬に種子が2〜3m程弾き飛ばされる。
弾き飛ばされた種子とバラバラになった内果皮。黒色の種子は直径、約3mmの球体で、内果皮は、長さが約6mmでマカロニのような形と触感。
華やかさはないが紅葉する。
落葉後も果実が残り、種子が散布される。
芽吹きの頃。4列に並んだ芽鱗が膨らんで新芽が伸びていく。 4月3日
若葉と同時に小さな黄緑色の花を咲かせる。 4月10日
ミカン科の落葉低木。前年の枝に果実が一部残っている。