ひっつき虫2
冬の時期になっても草地や雑木林を歩くと、ヤブタバコやセンダングサなどのひっつき虫が衣服にまとわりつきます。粘液や逆さトゲ、鉤状のトゲなど様々な形と方法でひっつきます。くっつかれると厄介ですが、それぞれ子孫を残すための仕組みを知ることができます。
ヤブタバコの果実は葉腋につく(上)。よく似たガンクビソウの果実は枝先に1個つく(下)。
ヤブタバコの果実の長さは約3mmで、細長い先端から粘液が出ている。
タコウギの果実はアメリカセンダングサとよく似ている。タコウギの果実のノギは開かず、ノギには逆さトゲがあり果実にも細かいトゲがある。
ノブキの果実の先端には線毛があり粘液を出している。
キンミズヒキにつくノブキ。ひっつき虫どうしがお互いにくっついてる。
ヒカゲイノコヅチはヒユ科の多年草。果実の長さは約5mmで、針状の小苞が2個ある 。
オオオナモミの果実には、カギ状のトゲが密生する。鋭いトゲなのでこれに触れたら痛い目にあいます。
仙台市茂ヶ崎