モミジバフウの果実
11月中旬になり、仙台市内の街路樹や公園樹が鮮やかに色付いています。ケヤキやイチョウ、ユリノキなどは黄葉が始まったばかりですが、モミジバスズカケノキやモミジバフウなどは半分以上落葉になり、果実が目立つようになりました。モミジバフウは北米原産の落葉高木で、新緑や紅葉が美しいことから街路樹や公園樹などに植栽されます。
果実は2.5〜3cmの球状で、トゲトゲが多数つく。晩秋から冬にかけて熟して茶褐色になり、トゲトゲの膨らみのある部分が裂開して種子を散布する。
緑色の若い果実(上)。熟して裂開した果実(下)。
種子の大きさは、長さが約8mmのヘラ状で、片側が黒くなる。
掌状の深い切れ込みのある大きな葉で、黄色から赤色のグラディーションが美しい。
アメリカフウとも呼ばれ、紅葉は青空に映える。
仙台市青葉区旭ヶ丘