面白い接写の世界

雑木林や公園などで、植物や自然の営みをマクロレンズで撮影してます

ツリバナ

ツリバナ(吊り花)は林縁などに生える落葉低木です。5月中旬、若葉を広げた後に、葉腋から集散花序を下垂させ、淡緑色の小さな花をつけます。果実はさく果で、秋に熟すと赤橙色の仮種子が顔をのぞかせます。小さな花は目立ちませんが、紅葉と赤橙色の仮種子はよく目立ち、晩秋の頃まで楽しませてくれます。

f:id:nontyant:20200520175231j:plain

f:id:nontyant:20200520175551j:plain

葉腋から集散花序を下垂させる。花弁と雄しべは5個、雌しべは1個。

 

f:id:nontyant:20200520175636j:plain

f:id:nontyant:20200520175654j:plain

若葉の頃、集散花序をつける。葉は対生し狭卵形で先端が尖る。 5月11日

 

f:id:nontyant:20200520180522j:plain

f:id:nontyant:20200520180500j:plain

果実はさく果で、紅色に熟すと果皮が裂開し赤橙色の仮種子があらわれる。   8月26日

f:id:nontyant:20200521083107j:plain

熟して裂開した果実。 10月16日

f:id:nontyant:20200521085122j:plain

f:id:nontyant:20200521083331j:plain

落葉後も仮種子は残っている。ニシキギ科の仲間は、紅葉と仮種子が美しい。  11月5日

 

仙台市茂ヶ崎 仙台市青葉区