ツリバナ
ツリバナ(吊り花)は林縁などに生える落葉低木です。5月中旬、若葉を広げた後に、葉腋から集散花序を下垂させ、淡緑色の小さな花をつけます。果実はさく果で、秋に熟すと赤橙色の仮種子が顔をのぞかせます。小さな花は目立ちませんが、紅葉と赤橙色の仮種子はよく目立ち、晩秋の頃まで楽しませてくれます。
葉腋から集散花序を下垂させる。花弁と雄しべは5個、雌しべは1個。
若葉の頃、集散花序をつける。葉は対生し狭卵形で先端が尖る。 5月11日
果実はさく果で、紅色に熟すと果皮が裂開し赤橙色の仮種子があらわれる。 8月26日
熟して裂開した果実。 10月16日
落葉後も仮種子は残っている。ニシキギ科の仲間は、紅葉と仮種子が美しい。 11月5日