ケンポナシ
広瀬川の河原には、オニグルミやネムノキ、サイカチ、ヤナギ、ハリエンジュ、ケンポナシなど多くの種類の木々が自生しています。ケンポナシはクロウメモドキ科の落葉高木で、花期は6〜7月で、秋に果実が熟します。黒色の球形の果実は、虫こぶのように肥大した果柄につき面白い形を作ります。果実には果肉がありませんが、肥大した果柄は食べられます。
果実は直径5〜6mmの球形で、肥大した果柄にしっかりくっ付いている。
肥大した果柄と果実。果実は熟すと3裂して3個の種子が露出する。果柄は果物のナシの香りがあり、オニグルミに似た食感で食べられる。
種子は光沢のある黒褐色で、長さが約4mmのいびつな円盤形。
枝先や上部の葉腋から上向きに花序をつける。緑白色の花はあまり目立たない。葉は広卵形で、縁に不揃いの鋸歯がある。 6月27日
水辺の近くに生える落葉高木。