プラタナスの果実
青葉町公園のプラタナス(モミジバスズカケノキ)の果実が風に揺れています。果実は、直径約4cmの球体で、枝から長い果柄を出してぶら下がります。落葉した後も果実は残ることが多く、初冬の頃、強風などで落下し、やがて硬い果皮が裂けて冠毛を多数つけた種子が飛び出します。
枝から長い果柄をつけてぶら下がる果実。果実は直径約4cmの球体で多数の尖がった種子が球状につく。
熟した果実。多数のそう果が集まり直径約4cmの球体を作る。
果実の断面(上)。中心の芯は非常に硬い。硬く尖がった種子が集合して堅果を作り、一個の果実に数百の種子がついている。硬い果皮の一部が裂けて種子が飛び出している(下)。
プラタナスの種子。種子は長さ、約10mmで先端が膨らんで尖り、長さ7〜8mmの多数の冠毛で包まれる。冠毛の付いた種子は風などで飛ばされやすい。
大きな葉は掌状に深く3〜5裂し、あらい鋸歯がある。
スズカケノキ科の落葉高木で、高さが30mにもなる。
モザイク模様が美しい樹皮。