タチツボスミレの果実
スミレの仲間は3月下旬から4月にかけて花を咲かせます。5月頃からは閉鎖花ができ、花が咲かないまま果実ができ種子が作られます。果実は熟すと上向きになり3裂して種子をはじき飛ばします。タチツボスミレの裂開した果実をそのままポリ袋に入れたところピシッピシッと種子が飛びはねました。おそらく袋に入れなければ1〜2mは跳びはねたでしょう。
果実の殻が裂けて種子が露出し、殻に包まれた種子は、つまむように圧迫されて弾き飛ばされる(上)。裂開が始まったばかりの果実(下)。
タチツボスミレの閉鎖花の果実。果実は熟すと上向きに立ち上がる。
種子の大きさは、約1.3mmの卵形で球形に近い。
タチツボスミレ。 4月3日
スミレの果実。種子の大きさは、約1.3mmの卵形。
スミレの閉鎖花の果実。
スミレ。 4月3日
コスミレの果実。種子の大きさは、約1.3mmの卵形。タチツボスミレやスミレに比べると種子の数が多い。ちなみにこの果実には39個の種子がある。 5月11日
コスミレの閉鎖花の果実。
コスミレ。 3月28日