コスミレ
コスミレ(小菫)は、仙台では3月中旬頃から咲きはじめ、スミレの仲間では一番早く咲きます。日当たりの良い人里の土手などに生え、名前にコとつきますが、花の大きさはタチツボスミレとほぼ同じ大きさです。花弁の色は淡紫色で、花弁には紫色のスジがあり美しく早春を代表する花です。
淡紫色の花弁は5個あり紫色のスジが美しい。柱頭はカマキリの頭のような形をしている。
花は群生で咲き、葉身は長卵形で、株から直接のびているため土がついている。
花の高さは5〜6cmで、タチツボスミレに比べて低い。
4月中旬頃から閉鎖花が見られ、熟すと3裂して種子が飛びだす。葉身も長三角形になり大きくなっている。 4月29日
コスミレのほとんどは、つぼみの状態の閉鎖花で種子を作る。閉鎖花は熟すと3裂して種子をはじき飛ばす。閉鎖花は秋まで見られる。
この閉鎖花には約30個の種子が入っている。 5月11日
種子の大きさは約1mmの卵形。